カリキュラム
博士前期課程
目的・主旨
未来型の革新的エネルギー材料やエレクトロニクスにおけるイノベーションを導き、社会の価値の創造に貢献できる人材の育成を目指して、物質材料に関して、設計、解析、創出するための能力を有し、地球規模の社会的ニーズを把握し、国際社会で活躍する人材を養成する。
カリキュラムの特徴
教育プログラムは全て英語で行い、学問的基礎の充実を図る専門基礎科目と、最先端の学術研究を内容とする専門科目で構成する。特に、自分の研究を英語で紹介し活発にディスカッションをするオープンセミナーや、他研究室の研究活動に参加し学際的視野の拡大を図る融合セミナーなどを特徴とする。
博士前期課程/Master's Degree
授与する学位:修士(工学)
【人材養成目的】
自然界を材料科学・工学の見地から深く探求し、理解する能力を養い、最先端の材料科学・技術を応用することによって、広い視野から新たな価値を創造するイノベーション能力を有する人材を養成する。
【養成する人材像】
未来型の革新的エネルギー材料やエレクトロニクスにおけるイノベーションを導き、社会の価値の創造に貢献できる人材の育成を目指して、物質材料に関して、設計、解析、創出するための能力を有し、地球規模の社会的ニーズを把握し、国際社会で活躍する人材を養成する。
【修了後の進路】
製造業(自動車関連、エレクトロニクス、金属、化学、情報・IT関連等)、ガス、電力、鉄道輸送などの研究開発職。
【ディプロマ・ポリシー】
筑波大学大学院学則及び関係規則に規定する博士前期課程の修了の要件を充足した上で、次の知識・能力を有すると認められた者に、修士(工学)の学位を授与する。
― 汎用的知識・能力
- 知の活用力:高度な知識を社会に役立てる能力
- マネジメント能力:広い視野に立ち課題に的確に対応する能力
- コミュニケーション能力:専門知識を的確に分かり易く伝える能力
- チームワーク力:チームとして協働し積極的に目標の達成に寄与する能力
- 国際性:国際社会に貢献する意識
― 専門的知識・能力
- 物質設計能力:量子力学についての基礎を習得し、物質・材料を設計する方法論を身につける
- 物質機能解析力:放射光物質解析、分光法、走査プローブ顕微鏡、電子顕微鏡などの解析についての基礎を習得し、物質機能を原子・ 電子レベルで解析する手法を身につける
- 物質材料創生力:新規物質の合成および高性能デバイスの構築の基礎および方法論を身につける
- 工学基礎力:工学分野の高度専門職業人にふさわしい基礎知識と学力および研究倫理を身に付ける
- 英語コミュニケーション能力:英語で研究について積極的に世界中の研究者にアクセスする能力
【カリキュラム・ポリシー】
教育研究の柱となる領域:エネルギー材料工学、環境材料工学、電子材料工学教育プログラムは全て英語で行い、学問的基礎の充実を図る専門基礎科目と、最先端の学術研究を内容とする専門科目で構成する。
― 教育課程の編成方針
- このような科目設定は、一方では、将来、博士課程の進学し、一流研究者として活躍するに不可欠な基礎概念を習得させ、他方では、企業における研究開発に直結する実践的能力を養うことを念頭に置いている。
- セミナーは自分の研究を紹介するオープンセミナーと研究室間を相互に移動して行う融合セミナーから成り、英語による幅広い討論力を養う。
― 学修の方法・プロセス
- 国際マテリアルズイノベーション特別研究IA・IB・IIA・IIB(必修科目:各3単位)で自らの専門分野の研究に取り組み、修士課程終了時までに基礎的な知識を身に付ける。将来、博士課程へ進むための研究能力の向上を探求し、世界トップレベルの研究成果を挙げるためのポテンシャルを築く。
- オープンセミナーIA・IB・IIA・IIB(必修科目:各1単位)で、自分の研究を英語で紹介し、英語で活発にディスカッションをする。
英語で発表のレジメを作成する。英語でのコミュニケーション能力を身に付ける。
- 融合セミナーIA・IB・IIA・IIB(選択科目:各1単位)で、一学期にわたり、他研究室の研究活動に参加し、自らの研究テーマに関する研究レベルの深化と学際的視野の拡大を図る。所属する研究室とは分野の異なる他研究室のセミナーを聴講することで、多様な研究環境を体験する。そこで学んだことをレポートで報告する。
― 学修成果の評価
- 専門基礎科目及び専門科目の履修により、基礎的学力と知識の習得、各分野における専門知識の習得を評価する。
- オープンセミナーIA・IB・IIA・IIBでは、年1回の研究発表を課し、研究テーマの意義、成果、位置づけを英語で自ら説明することのできる能力を評価する。また、英語でのコミュニケーション能力を評価する。
- 学位論文審査により、修士(工学)にふさわしい学修成果を挙げているか評価する。
- 学位論文審査及び最終試験では、主査1名及び副査2名以上主査1名及び副査3名以上より構成される論文審査委員会により、書面による審査に加えて、口頭での試問を行い、達成度の最終審査を行う。
【アドミッション・ポリシー】
優れた基礎的な能力と知力があり、研究において新たな領域を積極的に開拓し、将来に対して優れた研究者としての大志を抱く人材を求める。
― 入学者選抜方針等
- 募集学生の対象は国内のみならず全世界とする。さまざまなバックグラウンドの応募学生であることを考慮し、出身地域、人種や性別による違いとは関係なく、大学4年間における基礎知識と基礎実験における積極性を特に重視し、世界トップレベルの大学院修士課程で必要不可欠な能力を判定し、選抜する。
- 出願書類ならびに面接試験によって、基礎学力、英語による討論力、論理構成能力を評価し、さらに、修士課程やさらにその後の将来における抱負から、受験者の研究意欲を判断する。直接インタビューが出来ない場合、テレビあるいはスカイプなどで行う事がある。
博士前期課程 授業科目/
Master's Degree Subject
- 基礎科目/Basic Subjects
- Colloquim on Pure and Applied Sciences
- Fundamental Physical Constants and Metrology
- Presentation Skill for Engineers and Scientists
- Omnibus Seminar by alumni
- Nanotechnology career-enhancing tele-lecture
- Science in Japan I
- Science in Japan II
- International Intellectural Property
- 専門基礎科目/Specialized Basic Subjects
- Quamtum Mechanics I
- Quamtum Mechanics II
- Quamtum Mechanics III
- Electromagnetism I
- Electromagnetism II
- Electromagnetism III
- Statistical Mechanics I
- Statistical Mechanics II
- Statistical Mechanics III
- Solid State Physics I
- Solid State Physics II
- Solid State Physics III
- Materials Chemistry A
- Materials Chemistry B
- Spectroscopic Analysis in Materials Science
- Advanced Catalytic Chemistry
- 専門科目/Specialized Subjects
- Research in IMI IA
- Research in IMI IB
- Research in IMI IIA
- Research in IMI IIB
博士後期課程
目的・主旨
物理・化学・数学・生物学・医学・情報科学などの多数の分野間の垣根を越え、自然科学の基礎知識に基づく俯瞰的な視野を持ち、よりよい高度な物質社会を構築するためのイノベーションを創造する能力を有する教育者、研究者、高度専門職業人を養成する。
カリキュラムの特徴
産総研、物材機構、高エネ研との連携により、基礎研究から製造や実装現場にいたる多様な研究において、様々な課題に挑戦し、克服できる力を有するグローバルな人材を育成する。オープンセミナー・融合セミナーに加えて、研究計画を立案する能力を養うリサーチプロポーザルなどを特徴とする。
博士後期課程/Doctral Degree
授与する学位:博士(工学)
【人材養成目的】
物理・化学・数学・生物学・医学・情報科学などの多数の分野間の垣根を越え、自然科学の基礎知識に基づく俯瞰的な視野を持ち、よりよい高度な物質社会を構築するためのイノベーションを創造する能力を有する教育者、研究者、高度専門職業人を養成する。
【養成する人材像】
未来型の革新的エネルギー材料やエレクトロニクスにおけるイノベーションを導き、社会の価値の創造に貢献できるリーダーの育成を目指して、物質材料に関する高度な能力を有し、地球規模の社会的ニーズに対応するアイデアを創出し、国際社会でリーダーとして活躍する人材。
【修了後の進路】
製造業(自動車関連、エレクトロニクス、金属、化学、情報・IT 関連等)、ガス、電力、鉄道輸送などの研究開発職。地方公務員、国家公務員(特許庁など)、大学・公的研究機関の教員、常勤研究員、博士研究員。
【ディプロマ・ポリシー】
筑波大学大学院学則及び関係規則に規定する博士後期課程の修了の要件を充足した上で、次の知識・能力を有すると認められた者に、博士(工学)の学位を授与する。
― 汎用的知識・能力
- 知の創成力:未来の社会に貢献し得る新たな知を創成する能力
- マネジメント能力:俯瞰的な視野から課題を発見し解決のための方策を計画し実行する能力
- コミュニケーション能力:学術的成果の本質を積極的かつわかりやすく伝える能力
- リーダーシップ力:リーダーシップを発揮して目的を達成する能力
- 国際性:国際的に活動し国際社会に貢献する高い意識と意欲
― 専門的知識・能力
- 理論設計能力:量子力学または熱力学に基づいて物質・材料を設計する能力を身に付ける
- 物質機能解析力:放射光物質解析や走査プローブ顕微鏡などの解析機器を用いて、物質機能を原子・電子レベルで解明することができる能力
- 材料創生力:新規物質または高性能デバイスを生み出す力
- 工学基礎力:工学分野の研究者または高度専門職業人にふさわしい知識と学力および研究倫理を身に付ける
- 英語交渉能力:英語で積極的に世界中の研究者にアクセスする能力
【カリキュラム・ポリシー】
教育研究の柱となる領域:エネルギー材料工学、環境材料工学、電子材料工学従来の理学や工学の区分を取り払い、基礎科学に基づく工学的応用を実践できる人材の育成を目指す。
― 教育課程の編成方針
- 基礎研究から製造や実装現場にいたる多様な研究者を、産総研、物材機構、高エネ研との連携し、かつ世界中の優れた成果を上げている学術機関や産業界から講師として呼びセミナーを開講し、実践力を養うとともにさまざまな課題に挑戦し、克服できる力を有するグローバルな人材を育成する。
― 学修の方法・プロセス
- 国際マテリアルズイノベーション特別研究IIIA・IIIB・IVA・IVB・VA・VB(必修各3 単位)で自らの専門分野の研究を積極的に深め、博士課程修了のための研究能力の向上を探求し、世界トップレベルの研究成果を上げる事に専念する。
- リサーチプロポーザル(後期1 年必修科目:1 単位)で、後期課程の1 年次において、後期課程における学生の研究テーマ設定について、その背景や意義、研究方法、研究計画と予想される成果を立案し、英語で計画書を記述し、それを英語で発表しながら研究計画を立案する能力を養う。専攻所属の教員および学生全員がプロポーザル発表会に出席し、ディスカッションを行うとともに、発表学生の評価をする。
- オープンセミナーIIIA・IIIB・IVA・IVB・VA・VB(必修科目:各1 単位)で、世界の第一線で活躍する外部研究者の講演、および学生の研究紹介のセミナーに参加し、レポートにまとめる。英語でのディスカッションに活発に参加し、国際的な英語でのコミュニケーション能力を身に付ける。
- 融合セミナーIIA・IIIB・IVA・IVB・VA・VB(選択科目:各1単位)で、一学期にわたり、他研究室の研究活動に参加し、自らの研究テーマに関する研究レベルの深化と学際的視野の拡大を図る。所属する研究室とは分野の異なる他研究室のセミナーを聴講することで、多様な研究環境を体験する。
― 学修成果の評価
- 国際マテリアルズイノベーション特別研究IIIA・IIIB・IVA・IVB・VA・VB(必修各3単位)では、複数指導教員制による研究指導によって多面的な観点から研究能力が身に付いているかを評価する。
- 物質材料に関する基礎知識に基づく専門的能力および英語でのプレゼンテーション能力を評価する。
- オープンセミナーIIIA・IIIB・IVA・IVB・VA・VB( 必修科目:各1単位)では、英語による研究紹介、座長、セミナーアレンジおよびディスカッションを通して、英語によるコミュニケーション能力およびマネジメント能力を評価する。
- 学位論文審査により、博士(工学)にふさわしい学修成果を挙げているか評価する。
- 学位論文審査及び最終試験では、主査1名及び副査3名以上より構成される論文審査委員会により、書面による審査に加えて、口頭での試問を行い、達成度の最終審査を行う。
【アドミッション・ポリシー】
優れた基礎的な能力と知力があり、研究に意欲的で、将来に対して優れた研究者としての大志を抱く人材を求める。
― 入学者選抜方針等
世界規模で学生を公募し、これまでの研究成果および入学後の研究計画に関して面接試験により選抜する。面接試験においては、直接インタビューが出来ない場合、スカイプなどで行う事がある。
博士後期課程 授業科目/
Doctral Degree Subject
- 専門科目/Specialized Subjects
- Research in IMI IIIA
- Research in IMI IIIB
- Research in IMI IVA
- Research in IMI IVB
- Research in IMI VA
- Research in IMI VB
- Research Proposal
- Open Seminar IIIA
- Open Seminar IIIB
- Open Seminar IVA
- Open Seminar IVB
- Open Seminar VA
- Open Seminar VB
- Joint Seminar IIIA
- Joint Seminar IIIB
- Joint Seminar IVA
- Joint Seminar VB